2025年6月23日

 

みなさん、こんにちは。こんのクリニックの星野です。

実は私、お昼休みに走っています。毎日20分ほど。距離にして３kmです。

厚生労働省の平成26年人口動態統計によりますと、生活習慣病での死別死因割合では、悪性腫瘍、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧が、全体の55％に上るとされてます。

 

癌の死亡率は37万人、心疾患で20万人を超えています。運動、禁食、節酒、減塩、適正体重の５つの健康習慣の中で実践している習慣数が多いほど、がんの発症リスクが低くなることが分かっており、運動不足ががん発症リスクを高くする一つの要因となっています。特に運動に関しては、活動量が多いほど、がんや心疾患などの死亡率を低下されることが報告されています。１）

 

ところが、カリフォルニア大学ローレンスバークリー研究所の研究結果では、１週間に48kmのランニング、あるいは74kmのウォーキングを続けた人は、心臓病のリスクが65％低下するが、それ以上の運動をすると、かえって心臓病のリスクが上がり、頭痛や不眠、筋力の減少、骨がもろくなるなどの不調が現れると発表したのです。2）

人間は運動することにより、心肺機能が強化されていきます。逆に運動しない状況が続けば当然、心肺機能が弱まるばかりでなく、癌や糖尿病までも引き起こすリスクが上がります。しかし一方、過度な運動では心臓に負担になったり、骨・筋肉を傷めてしまい、運動が継続できない状況になってしまいます。何事も適度な努力が重要と考えられます。続けることも大事です。三日坊主になってしまってはいけないですよね。